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Waze
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Waze(ウェイズ)は、Google傘下のWaze Mobileが開発・提供する無料のGPSナビゲーションアプリである。最大の特徴は世界1億5,000万人以上のユーザーがリアルタイムで交通情報や地図自体を編集・更新するクラウドソーシング方式である。[1]
Wazeアプリ自体でできること(2025年12月時点)
要約
視点
ナビゲーション機能
- リアルタイム交通情報に基づく最速ルート案内と自動再ルーティング
- ターンバイターンナビゲーション(有名人ボイス・ユーザー録音ボイス対応)
- 車線案内・合流ポイント通知
- ロータリー(ラウンドアバウト)の進入・車線・出口案内
- 到着予定時刻(ETA)表示・リアルタイム更新・友達へのETA共有
- 速度制限表示・超過警告・制限変更事前アラート
- ロック画面でのナビゲーション継続
- ヘッドアップディスプレイ(HUD)対応(BMW・Ford・Polestar等、2025年2月より)
- Android Auto(電話画面からルート検索・変更可能、2025年11月更新)
- Apple CarPlay対応(UI大幅刷新)
- Google Built-in(車載システム)対応
報告・警告機能
- 事故(軽微・重大)・渋滞・警察配置・道路閉鎖・工事・落下物・停止車両・動物・ポットホール・速度段差・鋭いカーブ・悪天候の報告とアラート
- 速度カメラ・レッドライトカメラ・シートベルト/カープール/携帯使用カメラ警告(2025年更新)
- ガソリン価格報告と最安値検索
- 地図誤り報告
- 自然言語音声報告「Conversational Reporting」(Gemini AI搭載、「前で事故」と話すだけで自動分類、2025年10月リリース)
- クラッシュ履歴アラート(過去事故多発地点警告)
安全・補助機能
- スクールゾーン警告(時間帯アラート)
- 子供・ペット置き去り防止リマインダー
- 緊急車両接近通知(HAAS Alert連携、2025年11月音声改善)
- インコグニトモード(位置追跡オフ)
検索・エンタメ機能
- ガソリンスタンド・EV充電ステーション・駐車場検索(価格比較・予約対応)
- レストラン・店舗検索
- お気に入りルート保存
- 友達との位置共有・グループチャット
- 音楽アプリ連携(Spotify・YouTube Music等アプリ内再生)
- ムード機能(車アイコン・パーソナライズ)
- ポイント獲得とランキング
地図編集機能 ― 誰でも無料で可能な全項目(2025年12月時点)
Wazeは一般ユーザーでもブラウザ版「Waze Map Editor(WME)」またはアプリ内から無料で地図を直接編集できる。編集内容は数分〜数日で全世界のWazeに反映される。[2][3][4]
編集はポイント制・ランク制で、初心者でも数時間で「ランク2」になりほとんどの編集が可能になる。日本では特に**ハウスナンバー登録**と**地方の未登録道路追加**が活発に行われている。
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Waze for Cities(旧Connected Citizens Program)でできること(2025年12月時点)
Waze for Cities(旧CCP)は、自治体・交通当局・緊急サービスが無料で参加できる双方向データ共有プログラムである。2025年12月現在、世界50カ国以上・670以上のパートナーが参加。日本では静岡市・福岡市・東京都交通局などが活用中。参加には申請・審査が必要。[5][6]
パートナーがWazeに提供できる機能(ドライバーへ)
- 道路閉鎖・工事・イベントによる通行止め情報のリアルタイム反映
- センサー連携による自動通行止め(冠水・気象センサー等)
- 緊急車両位置共有(HAAS Alert連携)
- 計画工事スケジュールの事前通知
- レーン閉鎖・ハザード・インシデントの直接登録
- 大規模イベント・災害時の緊急情報配信
Wazeからパートナーが取得できる機能
- リアルタイム事故・渋滞・警察・障害物報告
- 匿名化交通データ(BigQueryで1TB/月無料エクスポート)
- 歴史的データ蓄積(数年間の渋滞・事故データ)
- Live Alerts Layer(ArcGIS等GIS統合)
- 交通量・混雑洞察レポート
利用可能ツール
- 専用ダッシュボード(閉鎖・イベント登録)
- API連携(既存交通管理システムと自動交換)
- Waze Live Map(リアルタイム交通データ公開)
- Google Maps連携
- モビリティアナリティクス・危機管理ツール
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Waze for Cities と ITS Connect の比較(2025年12月時点)
基本スペック比較
機能・コスト詳細比較
コスト差額の計算根拠: ITS Connectは路側機1台あたり平均30万円×100箇所=3,000万円+年間維持管理費1億円前後=初年度約1.3億円以上。 Waze for Citiesは参加・データ利用ともに無料のため、差額=ITS Connectの全費用(約1.3〜4億円)となる。[9]
日本での利用状況
- 2012年日本語対応開始。大都市圏で極めて高精度。
- 2025年10月時点 日本月間アクティブユーザー約850万人。
- 地方の林道・農道もユーザー編集により日々追加・改善中。
- 公式コミュニティ:GoogleWaze 日本㏋
- 地図編集コミュニティ:Wazeopedia Japan
歴史
- 2006年:イスラエルで「FreeMap Israel」プロジェクト開始
- 2008年:Waze社設立
- 2013年6月:Googleが約11億ドルで買収
- 2022年:開発チームをGoogle Geo部門に統合
- 2025年12月時点:世界月間アクティブユーザー約1億5,000万人
関連項目
- Google マップ
- OpenStreetMap
- クラウドソーシング
- ITS Connect
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- Waze Map Editor(誰でも無料で地図編集可能)
- Waze for Cities(旧Connected Citizens Program)
- Waze - Google Play
- Template:Apple App Store
参考文献
Wikiwand - on
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