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Web (ウェブブラウザ)

レンダリングエンジンにWebKitを使ったGNOMEの標準ウェブブラウザ ウィキペディアから

Web (ウェブブラウザ)
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GNOME Web(グノーム ウェブ、旧名:Epiphany (エピファニー))は、レンダリングエンジンWebKitを使ったGNOMEの標準ウェブブラウザ。シンプルで使いやすいことを念頭に設計されている。ツールキットGTK3を使いGNOMEとよく統合されている。

概要 開発元, 初版 ...

トピック毎に整理する高機能なブックマークを搭載している。一つのページを複数のトピックに関連付けることが可能である。

Epiphany 2.26.3までGeckoをサポートしていたが、これ以降のリリースはWebKitエンジンのみをサポートする[2]

また、2.28以降pythonによる拡張はなくなり、Seedによる拡張がサポートされた。

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沿革

要約
視点

現在はGNOME最新版の正式公開に間に合うようにリリースされつづけている。 2.14以降は公開時のGNOMEとEpiphanyのバージョンは同一。

  • 2002年12月25日 - Epiphany 0.4 初回リリース
  • 2003年4月13日 - Epiphany 0.5
  • 2003年5月4日 - Epiphany 0.6
  • 2003年6月7日 - Epiphany 0.7
  • 2003年7月13日 - Epiphany 0.8
  • 2003年8月22日 - Epiphany 0.9 バグ修正のみ
  • 2003年9月8日 - Epiphany 1.0 リリース
  • 2004年3月15日 - Epiphany 1.2 リリース
  • 2004年9月14日 - Epiphany 1.4 リリース
  • 2005年3月9日 - Epiphany 1.6 リリース
  • 2005年9月15日 - Epiphany 1.8 リリース
  • 2006年3月12日 - Epiphany 2.14 リリース。このバージョン系統からGNOME本家にメジャーバージョンナンバーが合わせられる。
  • 2006年9月3日 - Epiphany 2.16 リリース
  • 2007年3月14日 - Epiphany 2.18 リリース
  • 2007年9月19日 - Epiphany 2.20 リリース。このバージョン系統からレンダリングエンジンWebKitへ移行開始。
  • 2008年3月12日 - Epiphany 2.22 リリース
  • 2008年9月24日 - Epiphany 2.24 リリース
  • 2009年3月31日 - Epiphany 2.26 リリース。このバージョン系統がGeckoサポートの最終版となった。
  • 2009年9月24日 - Epiphany 2.28 リリース
  • 2010年3月31日 - Epiphany 2.30 リリース
  • 2010年9月29日 - Epiphany 2.32 リリース
  • 2011年4月6日 - Epiphany 3.0 リリース。このバージョン系統からGNOME本家共々GTK+3及びGNOME3系統へ移行。
  • 2011年9月28日 - Epiphany 3.2 リリース
  • 2012年3月28日 - Web 3.4 リリース。このバージョン系統からWebに名称変更。

Galeonのフォーク

2002年、Galeonの当初の開発者であるMarco Pesenti Grittiは、EpiphanyをGaleonのフォークとして開発した。このフォークは、Grittiと残りのGaleon開発者の間で新機能に関して意見の不一致があったため生じた。

同じ頃、GNOMEプロジェクトは、ヒューマン・インターフェース・ガイドラインを適用したが、これはユーザインタフェースの単純化を促進するものであった。Galeonはパワーユーザ指向であったので、多くの開発者はこれを認めなかった。結果として、GrittiはGaleonベースの新たなブラウザを作り、重要でない多くの特徴は除去された。彼はEpiphanyをGNOME HIGに従うように意図した。Epiphanyはその開発開始時からGNOMEのテーマとその他の設定を用いている[3][4]

Geckoベース

Epiphanyの最初のバージョンは、2002年12月24日にリリースされた[5]

Epiphanyは当初、Webページの表示にMozillaプロジェクトのGeckoレイアウトエンジンを使っていた。Mozillaのクロスプラットフォームなインターフェースの代わりに、GNOMEのGUIが提供された[6]

WebKitベース

開発課程で、Geckoバックエンドに関連した大きな問題に直面した[7]。これに対処するため、EpiphanyチームはWebkitをもうひとつのレンダリングエンジンとしてサポートを加えた[8]。2008年4月1日には、Geckoを使ってビルドする機能は除去され、WebKitのみを使うことを進める旨の宣言がチームによってなされた[7]

2009年9月、GNOME 2.28の一部として、WebKitへの移行は完了した[9]

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参照

外部リンク

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