アニスフィールド・ウルフ図書賞
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アニスフィールド・ウルフ図書賞(Anisfield-Wolf Book Award)は、クリーブランドの詩人であり慈善家でもあったエディス・アニスフィールド・ウルフによって創設された賞である。当初はサタデー・レビュー誌が運営していたが、1963年からはクリーブランド財団が運営している。
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Anisfield-Wolf Book Awards, September 13, 2012, C-SPAN | |
Anisfield-Wolf Book Awards, September 12, 2013, C-SPAN |
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毎年9月、フィクション(Fiction)、詩(Poetry)、ノンフィクション(Nonfiction)、生涯功労(Lifetime achievement)の各部門で数種類の賞が授与される。授賞式は無料で一般公開され、受賞者も出席する。受賞者には、ゾラ・ニール・ハーストン(1943年)、ラングストン・ヒューズ(1954年)、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(1959年)、マキシン・ホン・キングストン(1978年)、ヴォレ・ソインカ(1983年)、ナディーン・ゴーディマー(1988年)、トニ・モリソン(1988年)、ラルフ・エリスン(1992年)、エドワード・サイード(2000年)、デレック・ウォルコット(2004年)などがいる。
審査員は、著名な人類学者であるアシュレー・モンタグが、詩人のリタ・ダヴと学者のヘンリー・ルイス・ゲイツ・ジュニアに、毎年出版社から提出される膨大な数の本を、分野を超えて審査するよう依頼した1991年以来、少なくともアメリカの著名な作家や学者で構成されている。1996年にモンタグが引退すると、ゲイツがその座に就いた。1996年には、進化生物学者のスティーヴン・ジェイ・グールド、作家のジョイス・キャロル・オーツ、歴史学者のサイモン・シャマが審査員に加わった。2002年のグールドの死後は、心理学者のスティーブン・ピンカーが後任の審査員となった。