ジゼル・フロイント
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ジゼル・フロイント(Gisèle Freund、1908年12月19日 - 2000年3月30日)はドイツに生まれ、主にフランスで活躍した写真家。ヒトラー内閣が成立した1933年にフランスに亡命し、作家が多数集まる「本の友の家」書店を経営していたアドリエンヌ・モニエと出会い、アンドレ・マルロー、ジェイムズ・ジョイス、ヴァージニア・ウルフなど作家の肖像写真を2、3年の間に約80枚撮影した。特にカラーの肖像写真においては先駆的であった。第二次世界大戦が勃発し、ナチス・ドイツがフランスを占領するとアルゼンチンに亡命。大戦後も南米各地で報道写真家として活躍するほか、特にフリーダ・カーロ、エヴァ・ペロンの写真を多く遺した。マグナム・フォト初の女性写真家である。さらに、ソルボンヌ大学に提出した博士論文は、写真史をテーマにした最初の学位論文であり、1974年発表の著書『写真と社会』により写真史家として名を残すことになった。
概要 ジゼル・フロイント Gisèle Freund, 本名 ...
ジゼル・フロイント Gisèle Freund | |
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ジゼル・フロイント(1974年、パリにて) | |
本名 | ギーゼラ・フロイント(Gisela Freund) |
誕生日 | 1908年12月19日 |
出生地 | ドイツ帝国、ベルリン |
死没年 | (2000-03-30) 2000年3月30日(91歳没) |
死没地 | フランス、パリ |
墓地 | モンパルナス墓地 |
国籍 |
ドイツ フランス(1936年帰化) |
運動・動向 | 報道写真 |
芸術分野 | 写真 |
出身校 |
フランクフルト大学 ソルボンヌ大学 |
代表作 |
作家の肖像写真(特にカラー写真) 著書『写真と社会』 |
受賞 |
ドイツ写真協会・文化功労賞(1978年) フランス国家写真大賞(フランス語版)(1980年) 芸術文化勲章オフィシエ(1982年) レジオンドヌール勲章オフィシエ(1983年) |
会員選出組織 |
マグナム・フォト フランス創造写真協会連盟(会長) |
影響を受けた 芸術家 | ナダール、ノルベルト・エリアス、ヴァルター・ベンヤミン |
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