ステロイド系抗炎症薬
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この項目では、医薬品としてのステロイドについて説明しています。
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ステロイド系抗炎症薬(ステロイドけいこうえんしょうやく、SAIDs:Steroidal Anti-Inflammatory Drugs、セイズ)とは、20世紀半ばに使われるようになった抗炎症薬である。医療現場ではステロイドと略されることが多い。主な成分として糖質コルチコイドあるいはその誘導体が含まれており、抗炎症作用や免疫抑制作用などを期待して用いられる。様々な病気の治療に使われている。作用の強弱について様々な種類が用いられており、他の医薬品も含めて症状に合わせて使い分けられる。この記事では主に内服薬・注射について解説し、ステロイド外用薬は別の項となる。
免疫抑制や骨量減少、離脱症状などステロイド系抗炎症薬の副作用が問題視され、続いて非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs) が登場することになる。
ステロイド系抗炎症薬の適応疾患については「ステロイド剤の適応疾患」を参照
ステロイド剤の副作用については「ステロイド系抗炎症薬の副作用」を参照