ソープボックス (演説)
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ソープボックス(英語: soapbox)とは、英語圏において、特に政治的なテーマについて即興で演説を行うときに立つ演台のことである。元々は、石鹸などのドライグッズを工場から小売店まで運ぶ際に使われた木箱をひっくり返して、その上に立って演説を行っていたことに由来する。
ここから転じて、ソープボックスという言葉は、即興的・非公式に公の場で演説を行う人やその場所を表す比喩としても用いられ、"get on the soapbox"(ソープボックスに上がる=演説を行う)、"get off the soapbox"(ソープボックスから降りる=演説を止める)などの慣用句になっている。1872年以降、ロンドンのハイドパークにあるスピーカーズ・コーナーには、毎週日曜日に宗教、政治、その他のトピックについて議論を行うための「ソープボックス弁士」が集まることで知られている。ブログはインターネットにおけるソープボックスとして使われることもある。