ニューとびしま
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ニューとびしまは、かつて酒田市が所有した双胴貨客船。日本海に浮かぶ離島である飛島を結ぶ唯一の交通機関である。1989年(平成元年)就航。 2010年7月16日、とびしまの就航により引退した。
概要 ニューとびしま, 基本情報 ...
ニューとびしま | |
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酒田港に接岸中の本船 | |
基本情報 | |
船種 | フェリー |
船籍 | 日本 |
所有者 | 酒田市 |
運用者 | 酒田市定期航路事業所 |
建造所 | 三井造船玉野事業所(第1611番船) |
信号符字 | JF2117 |
IMO番号 | 8824543 |
改名 |
ニューとびしま(1989-2010) Seasurveyor(2010-) |
経歴 | |
起工 | 1988年11月 |
進水 | 1989年 |
竣工 | 1989年 |
就航 | 1989年5月 |
運航終了 | 2010年7月16日 |
現況 | ニュージーランドで就航中 |
要目 | |
総トン数 | 223 トン |
全長 | 38.95 m |
型幅 | 10.00 m |
型深さ | 3.60 m |
機関方式 | ディーゼル |
主機関 | 2基 |
出力 | 3,800 PS |
航海速力 | 16.5ノット |
旅客定員 | 300名 |
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日本初の双胴貨客船であった。対馬海流の中にある飛島に向うため、安定性が良く揺れに強い双胴船を採用しているが、223tの小型船であるので、乗船の際は船酔い対策が必要である。
旅客輸送とともに、食料品などの生活必需品もこの船によって運ばれている。船備え付けのクレーンで、12フィート輸送コンテナを後部甲板に積載しており、出港前、入港後に岸壁で荷役作業を行う光景が見られる。飛島の住民にとって欠かすことの出来ない船である。カーフェリーではないので、本船で車を運ぶことは出来ない。
引退後はニュージーランドのSeaworks社に売却されSeasurveyorとなり、調査船・支援船などとして運用されている。