ピョウタンの滝
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ピョウタンの滝(ピョウタンのたき)は、北海道十勝総合振興局管内河西郡中札内村の札内川上流域にある滝である。地図上では滝として記されているが、本来は人の手により建設されたダムであった。ピョウタンの滝の元となったダムは小水力発電の取水施設として建設され、1954年6月に竣工式が執り行われて農協ダムと呼ばれた。しかし1年後の1955年7月、豪雨により流された土砂で埋没し、発電施設も壊滅的打撃を受けて再建は断念された。残された堰堤はいつしか「ピョウタンの滝」と呼ばれるようになり、周辺一帯が「南札内渓谷札内川園地」として整備され、札内川を代表する観光名所となった。堰堤の全高は18メートル、長さは84.5メートルである。自然の大岩をいくつも抱き込むようにコンクリート堤体が建設され、自然の滝のような落水表情が得られている。