ピロリン酸塩
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ピロリン酸塩(ピロ燐酸塩、pyrophosphate)とはピロリン酸則ち二リン酸(diphosphate)の塩(えん)或いは陰イオン(ピロリン酸イオン)P2O74−を指す。溶液中ではピロリン酸イオン、各種ピロリン酸水素イオンまたは加水分解によって生じるピロリン酸などとして存在する為、日本語では単に(総称的に)ピロリン酸と参照されることが多い(寧ろピロリン酸イオンとしての存在は稀)が、このような生化学における分子動態を論ずる文脈では、英語で言及する場合ピロリン酸分子を指すpyrophosphoric acidではなく(総称的に)pyrophosphateの語が用いられ、これは日本語のピロ燐酸塩を指しているという訳ではない。以下の言葉使いもその通りである。
概要 ピロリン酸塩, 識別情報 ...
ピロリン酸塩 | |
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別称 二リン酸塩(Diphosphate) | |
識別情報 | |
PubChem | 644102 |
ChemSpider | 559142 |
E番号 | E450 (増粘剤、安定剤、乳化剤) |
DrugBank | DB04160 |
KEGG | C00013 |
ChEBI | |
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特性 | |
化学式 | P2O74− |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
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食品添加物として、二リン酸類はE450として知られている。具体的な塩としてはナトリウム塩やカリウム塩が存在する。