フォワード (アイスホッケー)
アイスホッケーのポジション / ウィキペディア フリーな encyclopedia
アイスホッケーにおけるフォワード(Forward)とは、ポジションのうち相手チームに向かって最前列に位置する3つのものの総称である。(これに対しフォワードに該当しないポジションとしてディフェンス及びゴールキーパーがある。)
3つのポジションとは、中央に位置するセンター(Centre, Center)、センターを挟んで配置される左右2枚のウイング(Wing)、左ウイング(Left Wing)と右ウイング(Right Wing)のことで、これらのポジションは報道や記録などでは順に、C 、LW 、RW と略記される場合もある。 このフォワード3人の組み合わせを“ライン(lines)”と呼ぶ。
アイスホッケーは体力の消耗が激しい競技であるため、試合においては1チームでフォワードを4組編成し、概ね1分程度で組を順繰りに交替出場させる。(これに対し、ディフェンスは2人1組のラインを3組作るのが通常。)
試合に出場するアイスホッケー選手は、ゴールキーパーを除けば、攻撃、守備のどちらかのみに専心すればよいというものではない。パックをどちら側のチームが保持しているかに応じて、めまぐるしく攻守の役割が変転するのが常態である。しかし、パックを自チームが保持している場合には、相手ゴールにより近いフォワードが得点の主役を果すことが多い。
フォワード選手のうち身体の大きさに恵まれ、かつリンクにおいて相手陣コーナーでのパックの奪い合いに高い技量を見せる選手は、俗にパワーフォワードと呼ばれることもある。