マダガスカルの地方行政区画
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マダガスカルの地方行政区画は、フランスの植民地であった時代の区分を踏襲して、国土を6州に分けるシステムを基本として成立した。以後、沿岸部と首都の間のパワーバランスをめぐる政治的な駆け引きを反映して、各州の高い独立性を認める自治州の創設や、その廃止がなされたり、首都を含む地域に特別な行政区の設置がなされたりした。行政の最小単位となる基礎自治体に関しては、植民地時代以来のコミューン(マダガスカル語でカウミニナという)に代えて、植民地時代以前の村落共同体に基礎を置くフクヌルナの創設をしようとしたり(1960年代)、フクンターニの創設をしたりした(2010年代)が、いずれの改革も成功を収めていない。