ロンリーガールフィフティーン
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『ロンリーガールフィフティーン』(lonelygirl15)は、ウェブ上でそのインタラクティブ性を活用して公開されている、ヴィデオによる連続番組。物語はブリーという架空の思春期の娘の行動を中心に展開するが、YouTubeで彼女が名乗るユーザーネームがlonelygirl15であって、番組名はここから由来している。このシリーズは架空のキャラクターたちによって、定期的に投稿され続ける短いヴィデオ・ブログの形で発表されている。『ロンリーガールフィフティーン』は当初、表向きは実在のヴィデオ・ブロガーとして、 YouTubeで高い人気を引き寄せ、国を超えた関心を呼んだ。多くのユーザーの間でヴィデオが共有されることになった。だが仕舞いには疑念を持った視聴者たちによって、このブログが騙りであることが明らかにされた。製作者たちは想像上のキャラクターをこしらえ、これを米国生まれのニュージーランド人女優、ジェシカ・ローズが演じていた。
ニューヨーク・タイムズ紙に掲載された『ひとりぼっちの女の子(と仲間たち)はただ映画界入りしたかっただけ』と題された記事で、シリーズ製作者たちの身元が明らかにされた。脚本家でもある映画製作者でカリフォルニア州マリン郡出身のメッシュ・ フリンダース、外科研修医から映画製作に転じたマイルズ・ベケットらだ。 2006年6月16日から始まったこのシリーズはいまだ続行され、YouTubeに加えてレヴァー (Revver)、メタカフェ (metacafe)、ライブヴィデオ (LiveVideo)、ヴィオ (Veoh)、ベボ (Bebo)〔いずれも動画共有サイト〕へ定期的に新作が投稿され続けている。