上がり馬
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上がり馬(あがりうま)とは競馬において、急激に力をつけて下級の条件戦から格上の条件へと勝ち上がってきた競走馬のことである。具体的には実力を付けてトントン拍子に上級に昇格したり、低迷していたがある時期を境に好成績を収めるようになった競走馬のことを指す。
日本の競馬では「夏の上がり馬」という用語がある。これは夏季開催を経て力をつけ上級のクラスに昇格し、秋のG1戦線で活躍を見せた競走馬のことである。中央競馬の場合はとくに3歳時のクラシック三冠競走において、春の二冠(皐月賞、東京優駿〈日本ダービー〉)に出走がかなわなかった下級条件馬が夏競馬で実力をつけて勝ち上がり、そのままの勢いで最後の一冠・菊花賞に出走して好走する例が多く見られる。