例外状態
ウィキペディア フリーな encyclopedia
この項目では、政治学的な概念について説明しています。コンピューター上での「例外状態」については「例外処理」をご覧ください。 |
例外状態(れいがいじょうたい、Ausnahmezustand)は、一般に国家における非常事態を意味する。ドイツのカール・シュミットは、自らの政治思想をこの語と関連づけて説明したが、その訳語として「例外状態」という表現が用いられた(ドイツ語の「Ausnahme」が例外、「Zustand」が状態、状況を意味する語なので、より原語のニュアンスを生かそうとした訳語である)。また、近年、イタリアの哲学者ジョルジョ・アガンベンなどによって、アメリカ帝国主義と重ねて論じられている(『ホモ・サケル』)。