十進角
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十進角(じゅうしんかく、英:Decimal degrees (DD) )とは、角度の表現法の一つである。緯度と経度の地理座標を度分秒法が北緯a度b分c.d秒、東経e度f分g.h秒と表現するのに対して、十進角ではa.bcd度、経度e.fgh度といったように分秒の部分を小数、十進法で表す。
緯度の値が正数の場合は北緯、負数の場合は南緯を示す。経度は東経を正、西経を負で示す。緯度の値は±90°、経度の値は±180°の範囲に制限される。緯度と経度の記載順序は、通常は緯度を先に、経度を後にする。
DDは、多くの地理情報システム(GIS)、 OpenStreetMapなどのWebマッピングアプリケーション、およびGPSデバイスで使用されている。 10進度は、6進度(度、分、秒-DMS)を使用する代わりに使用できる。