古武術身体操法
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古武術身体操法(こぶじゅつしんたいそうほう)は、甲野善紀が提唱した古武術(日本武術)の伝書や形(型)などから身体の動かし方を研究して取り出したと称する身体メソッド。
しかし、実在する古流諸派の技法を応用したというわけではなく、提唱しているのは甲野と彼の関係者のみであるため、実質的には現代に創作された「甲野式」とでもいうべきメソッドである。甲野自身も、現在は自分の技法に「古武術」の名称を被せたり、それを冠したタイトルのムック製作などは遠慮してほしいと述べている。
日本に昔から伝わる武術の達人は小さな力で相手を打ち負かせたというが、甲野はこのような達人の逸話が伝説ではなく実際に再現できるものであるとし、研究を行っている。古武術の動きには小さな力で大きな効果を生む秘訣が含まれており、これは日常生活の動きやスポーツへの応用も可能であるという。