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戦闘空中哨戒(せんとうくうちゅうしょうかい Combat air patrol,CAP)は、航空作戦のひとつ。戦闘機による防空のための作戦行動であり、英語略称よりキャップ (CAP) とも呼ばれる。
戦闘機を用いた効果的な防空行動である。戦闘機をあらかじめ必要地域で空中待機させることにより、接近する敵航空機を早期に排除することができるようになる。現代的なCAPは、早期警戒網や地上要撃管制システムと組み合わされている。空中にある戦闘機は周回しつつ待機し、自編隊のレーダーのほか、早期警戒レーダー・早期警戒機などの情報を受け、敵機を要撃することとなる。
基地より離陸する場合と比較し、敵機への対応時間は短くなるが、燃料消費問題がある。そのため、空中給油機による空中給油は、滞空時間を延長しローテーション間隔を長くできるなど、CAPをより効率的に運用させられるようになる。
CAPは空母機動部隊の戦闘により発生してきたものである。航空母艦は航空基地であると同時に航空攻撃に対し脆弱であるため、早期に敵機を撃破し空母を防衛することが求められていた。当初は空母の直上でのCAPにあたったが、レーダーや無線航空管制の発達により、より敵方向へ前方待機してのCAPも行われるようになった。
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