新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による肺炎等(COVID-19)の世界的流行 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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新型コロナウイルス感染症の世界的流行(しんがたコロナウイルスかんせんしょうのせかいてきりゅうこう、英語: COVID-19 pandemic)は、2019年末より始まったSARSコロナウイルス2 (SARS-CoV-2) を病原体として急性呼吸器疾患等を引き起こす新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) のパンデミック(世界的流行)である。
流行状況を示した世界地図(適宜更新)
感染者 100,000人以上
感染者 10,000–99,999人
感染者 1,000–9,999人
感染者 100–999人
感染者 10–99人
感染者 1–9人 | |
2020年1月12日 - 3月2日にCOVID-19患者が確認された地域の感染拡大を示す地図 | |
疾病 | 新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) |
---|---|
ウイルス株 | SARSコロナウイルス2 (SARS-CoV-2) |
最初の発生 |
中華人民共和国 湖北省武漢市 北緯30度37分11秒 東経114度15分28秒 |
場所 | 全世界 |
初発症例 |
2019年11月17日 (2019-11-17)から今 (4年5ヶ月2日間) |
確定症例数 | 606,040,583人以上[1] |
回復者数 | 581,552,248人以上[1] |
死者数 | 6,488,426人以上[1] |
感染地域 | 230の国と地域[1] |
外部リンク | COVID-19 – WHO |
全世界が感染症の危険に晒されたことで、世界規模のロックダウンや入国制限、国際行事の延期や縮小など、人類が過去に経験していない事態に陥った。パンデミックを収束させるために実施されたロックダウンなどの反グローバリゼーション、反民主主義的な側面を持つ政策により、行動の自由は大きく後退し、経済活動は大幅に縮小した。このため、世界の経済状態は一変した[2]。流行により生活のオンライン化が進んだが、外食、観光、レジャー、興行、運輸などはオンライン化できず、廃業が数多く確認された。従って、ワクチン接種により行動の自由を回復することが急務となっているほか、ニュー・ノーマル(人間活動の新たな常態)への適応も行われている[3]。
SARS-CoV-2が研究途上のウイルスであるため、COVID-19ワクチンの普及以後も普通の風邪のように扱って良いか不明であり、事態は一進一退を続けている。また、長期間続く恐れのある後遺症 (Long COVID) なども懸念されている。2022年8月時点で、感染は230の国と地域で起きており、感染者は6億人以上、死者は640万人を超えている[1][4][5]。なお2021年5月には、当時の公式推定の2倍以上となる約690万人が全世界で死亡しているとする分析結果をワシントン大学が発表した[6][7][8]。世界保健機関 (WHO) は、1918年のスペインかぜを超える人類史上最悪クラスのパンデミックとして事態を重く受け止めている[9]。