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日本の漫画 ウィキペディアから
『機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―』(きどうせんしゼータガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―)は、ことぶきつかさの漫画作品。角川書店の雑誌『ガンダムエース』および『ガンダムエース増刊 Ζガンダムエース』にて連載された。
アニメ映画『機動戦士Ζガンダム A New Translation』シリーズに基づく外伝作品で、テレビ版『Ζガンダム』とはパラレルの関係にある[注 1]。「カイレポ」と略称されている。
本項では、続編の漫画『機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのメモリーより―』も併せて記述する。
『機動戦士Ζガンダム』の出来事であるグリプス戦役を舞台に、カイ・シデンの視点から描いたサイドストーリー形式の作品。主人公のカイがジャーナリストであることから、ガンダム作品では珍しくモビルスーツがあまり登場せず、戦闘描写は皆無に近い。ストーリーはカイとゲストキャラクターとの会話で構成されている(密室劇が多いのも特徴である)。主にカイの視点を通した原作アニメの裏側を描いており、脇役や劇場版に登場しなかったキャラクターに焦点を当てた内容となっている。
当初のプロットでは、『機動戦士ガンダム』から『Ζ』に至る間のアムロ・レイの苦悩を、カイが垣間見るというものであった。この企画自体はサンライズ側から許可されなかったが、一方でカイを主人公にしてはと打診されたことから現在のかたちになった。また、著者のガンダム漫画は『いけ!いけ!ぼくらのVガンダム!!』などパロディ作品が印象に強いが、本人は「本当はファーストガンダムのキャラクターが登場するシリアスなストーリーものをやりたかった」と単行本で述べており、作劇面でその意志が反映された作品といえる。
『Ζ』本編でカイはエゥーゴやカラバに直接参加せず独自の行動を続けていたが、この作品では後半から事実上カラバの一員として活躍している。
なお、単行本1巻の巻末ではアニメでカイを演じた古川登志夫とことぶきの対談、第2巻ではクワトロ(シャア)を演じた池田秀一をはじめ各話数に登場したゲストキャラの声をあてた声優陣からのコメントが収録されている。
連載終了後も、ガンダムエース2007年3月号および2009年1月号にて外伝作品が不定期に掲載された。
『機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのメモリーより―』(きどうせんし -)は、ことぶきつかさの漫画。雑誌『ガンダムエース』にて連載。前作『カイ・シデンのレポートより』の続編。ただし前作が劇場版『機動戦士Ζガンダム A New Translation』に基づいていたのに対し本作はテレビ版『機動戦士ガンダム』に基づいた世界となっている[注 4]。
舞台は宇宙世紀0105年となっており[1]、サイド3のズム・シティに建設された「一年戦争記念館」で開催されるイベント「WB展」にカイ・シデンがゲスト(実際には、元ホワイトベースクルーとしての経験をもとに、展示内容に間違いがないか確認するためのアドバイザー的な扱い)として招かれた際の出来事である。
前作同様、基本的に各キャラクターとの会話中心に構成されているが、本作では特に一年戦争の展示物にまつわるカイ自身の回想が主体となっている。
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