甲斐国志
江戸時代に編纂された甲斐国の地誌 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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甲斐国志(かいこくし)は、江戸時代の地誌。文化11年(1814年)に成立。
甲斐国(山梨県)に関する総合的な地誌で、全124巻。編者は甲府勤番の松平定能(伊予守)。1914年(大正4年)に若尾謹之助により編纂か企図された民間の修史事業である『山梨県志』や、平成期の『山梨県史』など近代に行われた編纂事業の先駆であり、現在でも山梨県史研究の基礎史料となっている。
「志」は紀伝体の歴史書における項目を意味する。紀伝体の歴史書は本紀・列伝・表・志から構成され、「志」は、社会地理や制度、文化等の記述にあたる。