吠える40度
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吠える40度(ほえる40ど)は、南緯40度から50度にかける海域の俗称。英語からロアリング・フォーティーズ(Roaring Forties)とも呼ばれる。このように呼ばれる理由は、吠える40度の海域では西寄りの卓越風が吹いているからである。この風を弱める陸地が少ないため、この風は南半球で特に強い。その中でもインド洋南部では特に強い。
吠える40度の風はクリッパールート(英語版)と呼ばれる航路(クリッパーの航行ルート)において重要な役割を果たしていた。この風は、オランダの船乗りヘンドリック・ブラウエルによって1610年に発見されたのがおそらく最初と思われる。この風を利用してインド洋を素早く東へ進みジャカルタ(オランダ東インド会社)へ向かうために利用された。