連隊
近世以降の陸軍の部隊編制単位 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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連隊(れんたい、旧字体:聯隊󠄁、仏: Régiment、英: regiment)は、近世以降の陸軍の部隊編制単位のひとつである。一般に、師団または旅団の下の単位で、数個の大隊または中隊によって構成される[1]。
16世紀のヨーロッパで登場した制度であり、近世には、常設されている最大の単位部隊として人員の募集や装備の支給などの行政管理の基本単位となった[2]。このような歴史的経緯もあって、多くの国の陸軍で、連隊は部隊の伝統を維持する単位となっており、歴史的な部隊名を継承していたり、由緒ある連隊旗を受け継いでいたりする[3]。連隊長としては伝統的に大佐が充てられてきたが、連隊制度の発展の過程で、大佐は行政管理に専念し(連隊所有者・名誉連隊長)、別に任命された中佐が戦場での指揮官となることもあった[2]。連隊に属する将校は同じ将校団に属し、家族的な団結心で結ばれることを理想としていた[3]。