腸閉塞症(ちょうへいそくしょう)(英:Bowel obstruction)または腸閉塞(ちょうへいそく)は、機械的または腸粘膜の機能的閉塞(イレウス)によって消化物の正常な動きを妨げる病気[1][2]。小腸または大腸に影響を及ぼすことがある[3]。日本では従来、イレウスと腸閉塞は厳密に区別されてこなかったが、海外ではイレウスとは腸管麻痺による機能的なものを指し、腸閉塞は物理的・機械的に腸管に閉塞が起こったものとして区別されるようになってきている[4]。急性腹症臨床ガイドライン2015ではこの考え方が踏襲されている[4]。