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ウォルト・ホイットマンの詩集 ウィキペディアから
『草の葉』(くさのは、Leaves of Grass)はウォルト・ホイットマンの代表作。
脚韻 (rhyme) も律格 (meter) もなく、行連 (stanza) はばらばらで、当時のヨーロッパにもない新形式の自由詩の詩集だった。
1855年の初版以後、ホイットマンは生涯にわたり、改訂増補を続けた。
以下は、"The Walt Whitman Archive"を主な資料とした。
第4版以後は、第何版という呼び方に混乱があるため、発行年であらわした。
さあ、とわたしの「魂」が言った、 わたしの「からだ」のためにこんなふうな歌を書こう..(後略) 酒本雅之訳[2]
私は自己を披露し、自己を歌う 而して、私の衣はまたあなたの衣であるだろう、 何故といって、私に属する凡ての原子は、等しくあなたにも属するのだから。 さまよいがてらに私は私の魂を誘ひ出す、 夏草の穂を眺めながら、欲するがままに私はよりかかり、又はさまよい歩く。 有島武郎訳(残り1340行は略)
脚にまかせ、心も軽く、私は大道を闊歩する。 健全に、自由に、世界を眼の前に据えて、 私の前の黒褐の一路は、欲するがままに私を遠く導いてゆく。 これから私は幸運を求めない - 私が幸運そのものだ。 これからもう私はくよくよしない、躊はない、又何者をも要しない。 剛健に飽満して、私は大道を旅してゆく。 有島武郎訳(残り218行は略)
さあ、俺の黒く陽にやけた子供たちよ、 整然と、しっかりついておいで、お前たちの得物を用意しろよ、 ピストルはもったか、鋭い刃のついた斧はもったか。 開拓者よ!おお、開拓者よ! 俺たちはここで手間どってはおれないのだ、 俺の愛する人々よ、俺たちは前進せねばならない、俺たちは危険の矢面に立ち向わねばならないのだ、 俺たちは若くて元気な人間だ。ほかの人々はみんな俺たちを当てにしている。 開拓者よ!おお、開拓者よ! 長沼重隆訳[1](残り96行は略)
最初にこれを評価したのはエマーソンである。
ホイットマンは1855年7月の初版をエマーソンに寄贈。7月中にエマーソンから返事が来た。 彼は「私はこれをアメリカがこれまで生んだ、機知と智慧からなる最も常ならぬ作品と認めます。」 と賞賛した。
ホイットマンはこの手紙を第2版に載せ宣伝した。
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