虎門寨追加条約
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虎門寨追加条約(こもんさいついかじょうやく)は、アヘン戦争後の南京条約に次いで締結されたイギリスおよび清国の2国間条約。単に虎門条約ともいう。
概要 虎門寨補遺条款, 通称・略称 ...
虎門寨補遺条款 | |
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通称・略称 | 虎門寨追加条約、虎門条約、南京条約続約、英清南京追加条約 |
署名 | 1843年10月8日(道光23年8月15日) |
署名場所 | 虎門 |
締約国 |
イギリス 清 |
主な内容 | 領事裁判権、巡洋艦の配置ほか |
関連条約 |
南京条約 五港通商章程(中国語版) |
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南京条約の不明確な条項に対する細目を規定した追加条約で、関税自主権の喪失、領事裁判権および片務的最恵国待遇などを認めた不平等条約。
南京条約において「香港の割譲」と「五港の開港」を最優先条項に掲げた英国は、そこから洩れた特権に関してその後も中国側と書翰の往復によって交渉を続けた結果、初代香港総督ポッティンジャーと両江総督耆英の両代表によって、まず1843年6月に香港で五港通商章程(中国語版)が協定され、続いて同年10月8日に虎門寨にて虎門寨追加条約が署名された。