阿修羅
仏教の守護神 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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阿修羅(あしゅら、あすら、梵, 巴: asura)は、八部衆または二十八部衆(中国では二十八天)に属する、仏教の守護神[1][2]。略して修羅(しゅら)ともいう[2][3]。六道の一つであり、戦闘をこととする鬼類[2]。五道には含まれないが、趣(gati)の一つとするときは「阿修羅道」である。
インドの神話・宗教説話における魔族については「アスラ」をご覧ください。 |
概要 仏教用語 阿修羅, パーリ語 ...
仏教用語 阿修羅 | |
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パーリ語 | Asura |
サンスクリット語 | असुर |
チベット語 |
ལྷ་མ་ཡིན་ (lha.ma.yin) |
ベンガル語 | অসুর |
ビルマ語 | အသုရာနတ် |
中国語 |
阿修羅 (拼音: Āxiūluó) |
日本語 |
阿修羅 (ローマ字: ashura) |
朝鮮語 |
아수라 (RR: asura) |
クメール語 |
អសុរ (UNGEGN: Asorak) |
タミル語 | அசுரன் |
タイ語 | อสูร |
ベトナム語 | A Tu La |
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「阿修羅」は梵: asura(アスラ)の音写であり、阿須羅、阿素羅、阿素洛、阿須倫、阿須論[2]、阿蘇羅[3] などとも書く。漢訳は非天、不端正[2]。
阿修羅は、古代インドのアスラが仏教に取り入れられたものである[3]。仏教以前においては位置付けに変遷があり(後述)、仏教内でも位置付けに諸説がある(後述)。阿修羅の住む世界を阿修羅道(修羅道)といい、衆生がその業の結果として輪廻転生する6種の世界である六道のうちの一つである[4][5](#阿修羅道(修羅道)を参照)。
阿修羅に関する逸話は、仏教の諸経の中に多くあり、帝釈天と戦うことがよく記されている[2]。そこから、修羅場、修羅の巷、修羅の戦などの熟語ができた[2]。