麻生 圭子 (あそう けいこ、1957年 - )は、日本のエッセイスト、作詞家[1]。大分県日田市出身。
1980年代のアイドル全盛時に、ヒット曲を相次ぎ作詞した。1990年代以降は若い女性らを読者とするエッセイストに転身。1996年に京都に移住した。1999年からは建築家の夫と京都市で町家暮らしを始め、京都の生活や文化についてのエッセイなど多数の著作物を出版している。その後、英国ロンドン暮らしを1年経験して帰国。現在は滋賀県大津市にある琵琶湖畔の家で暮らしている。
高音から次第に聞こえにくくなる進行性難聴を患っており、『読売新聞』土曜日夕刊の「一病息災」で2023年4月、闘病記を連載した[2]。
- 『ベルリン冬物語』(角川書店、1988年)のち文庫 - 小説
- 『たった一行のラブストーリー』(講談社、1991年)
- 『恋愛パラドックス 恋はできるけど、愛がつかめない』(大和出版、1991年)
- La Murissant - 田山真美子の写真集にエッセーをつけたもの
- 『プロポーズの瞬間 どんなあなたに彼は決心するのか』(青春出版社、1992年)のち光文社知恵の森文庫
- 『アソウの耳は、神の耳。』(文藝春秋、1993年)
- 『ネコが元気をつれてくる。 「そんなに無理しないでいいのよ」と猫がいう』(大和出版、1994年)のちPHP文庫
- 『泣きたいとき誰がそばにいるの』(PHP研究所、1993年)
- 『じぶんにごほうび 1年を甘ーく生きる24の方法』(廣済堂出版、1995年)
- 『昨日より、幸せになる。』(双葉社、1995年)
- 『眠らない森の天使たち』(ジャパン・ミックス、1995年)
- 『こんなニュースに誰がした』(PHP研究所、1995年)
- 『35歳症候群 私だけのしあわせをみつけるために』(海竜社、1997年)
- 『花と紅茶とアンティークと』(広済堂出版、1998年)
- 『ネコが結婚をつれてくる 「愛には愛がかえってくるよ」と猫がいう』三好貴子絵(大和出版、1999年)
- 『東京育ちの京都案内』(文藝春秋、1999年)
- 『東京育ちの京町家暮らし』(文藝春秋、2000年)
- 文庫化にあたり『京都で町家に出会った 古民家ひっこし顛末記』と改題
- 『極楽のあまり風 京町家暮らしの四季』(文藝春秋、2001年)
- 文庫化にあたり『京都暮らしの四季 極楽のあまり風』と改題)
- 『生活骨董。 蒐集ではなく、使う、育む、和のアンティーク』(PHPエル新書、2002年)
- 『もてる人・もてない人』(PHP研究所、2002年)
- 『京都がくれた「小さな生活」。』(集英社be文庫、2003年)
- 『小さな食京都案内』(集英社be文庫、2005年)
- 『麻生圭子の京・花ごよみ』淡交社 2007
- 『茶わん眼鏡で見た、京の二十四節気』日本経済新聞出版社 2007
- 『東京育ちの京都探訪 火水さまの京』文藝春秋 2007 のち文庫
- 『麻生圭子の京できもの遊び』集英社 2008
- 『いけずな京都ふだんの京都』講談社 2008
- 『京都早起き案内』PHP新書 2013
翻訳
- フィオナ・フレンチ『スノー・ホワイト・イン・ニューヨーク』(河出書房新社、1988年)
- ロバート・フルガム『愛について必要な知恵はすべて幼稚園で学んだ 57人のアメリカ人のショートラブストーリー』(DHC、1998年)