背景
前作「恋待草」に続く ″草花シリーズ″ 第2弾。本作品はカバー曲である。オリジナルは1968年に、ジャッキー吉川とブルー・コメッツがリリースした「こころの虹」のB面に収録されていた。岩崎は、新曲制作会議において、姉が所有していたジャッキー吉川とブルー・コメッツのレコードを持参したところ採用されたと語っている。
1981年8月6日、TBS「ザ・ベストテン」にランクインし、岩崎は滞在していた広島から中継で歌唱した。しかし、この日は広島に原子爆弾が投下されてからちょうど36年目を迎える日であり、当初、広島の系列局は「広島市民にとって厳粛な特別な日なので、いつものような中継はとても出来ない」と中継を断っていたが、TBSは追っかけマンではなく、報道アナウンサーを広島に送る措置を取って中継を行うプランを提案した。実際に中継は行われ、投下当時の広島の写真と現在の広島市内の様子を映像で見比べながら、いつものような派手な演出をやめ、平穏な夜の広島の街をバックに、岩崎はこの曲を歌唱した。
1981年の大晦日に生放送された『第23回日本レコード大賞』において最優秀歌唱賞を獲得。岩崎は終始嬉し涙を流しながらの熱唱となる。NHK『第32回NHK紅白歌合戦』にも引き続き生出演した岩崎は再び2番の歌詞の途中から感極まり、涙声で歌唱する場面があった。
収録曲
再録音
- アルバム『テイチクアワー 一五一会』(2004年)収録 - BEGINの考案した楽器一五一会アレンジによる新録音。
- アルバム『PRAHA』(2007年)収録- チェコ・フィルハーモニー管弦楽団との共演。
脚注
関連項目
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