アクロイド殺し
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『アクロイド殺し』(アクロイドごろし、原題:The Murder of Roger Ackroyd)は、アガサ・クリスティが1926年に発表した長編推理小説である。クリスティ6作目の長編で、エルキュール・ポアロ・シリーズの3作目にあたる。本作は1925年7月16日から9月16日にかけて『ロンドン・イブニング・ニュース』紙に Who Killed Ackroyd? の題で54話の連載小説として掲載され、後にコリンズ社から1冊の単行本として出版された。
概要 アクロイド殺し The Murder of Roger Ackroyd, 著者 ...
アクロイド殺し The Murder of Roger Ackroyd | ||
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著者 | アガサ・クリスティ | |
訳者 | 羽田詩津子ほか | |
発行日 |
1926年 1955年10月31日 | |
発行元 |
William Collins, Sons 早川書房ほか | |
ジャンル | 推理小説 | |
国 | イギリス | |
前作 | チムニーズ館の秘密 | |
次作 | ビッグ4 | |
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この作品は、ポアロの隣人により書かれた手記という形をとるが、実はその隣人自身が犯人であったため、「語り手が犯人である」という叙述トリックが読者に対してフェアかどうかの論争を引き起こすことになった(後述#フェア・アンフェア論争を参照)。現在でも推理小説史上に残る名著として、クリスティの代表作の一つに挙げられている(詳しくは#作品の評価および#本作のトリックを参照)。