アンデッド
生命が失われているのに活動する架空の生物の総称 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
この項目では、超自然的な存在のアンデッドについて説明しています。その他のアンデッドについては「アンデッド (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
アンデッド(英: Undead)は、かつて生命体であったものが、すでに生命が失われているにもかかわらず活動する、死体に魔法で仮の生命を吹き込んだ存在の総称。[1]Living Dead(生ける屍)とも。
死にきっていない(死者でも生者でもない)者たち[2]。霊やゾンビなどが該当する。多くの文化で伝説や伝承にアンデッドが見られるほか、ファンタジーやホラーには特に多く登場する。「アンデッド」の語は、ブラム・ストーカーの小説『吸血鬼ドラキュラ』に "The Un-Dead" として初めて使われた。
ファンタジーを題材とするテーブルトークRPGやコンピュータゲームでは代表的なモンスターとして定着しており、「アンデッド・モンスター」とも呼ばれ、日本語では「不死の怪物」や「不死者」などの訳もよく使われている。それ以外の日本語表記では「亡者」や「死霊」などがある。
アンデッドとされる存在は多種あるが、その多くは太陽の光に弱いとされており、夜間に活動したり、墓地などに現れたりすることが多い。生者を襲い、犠牲者を同種のアンデッドや従僕(しもべ)とするとされるものもいる(例:吸血鬼)。聖水や聖餅を弱点とするものもある。近年の小説やゲームでは、これらの怪物を秘術によって生み出して操ることを死霊魔術 (Necromancy)、そのような術を行使する者をネクロマンサー (Necromancer) と呼ぶことが多いが、いずれも本来の意味とは異なる。