エクリ (論文集)
1966 年にスイユ出版社から刊行された、ジャック・ラカンによる精神分析に関するフランス語で書かれた著作物 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
『エクリ』(仏: Écrits)は、1966年に哲学者・精神分析家ジャック・ラカンによって発表された論文集[1]。
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「エクリ」は「書かれたもの」を意味する。
その素朴な呼び名とは裏腹にきわめて難解な書物として知られている。その影響は精神分析界にとどまらず、広く哲学、思想の分野に及び、構造主義の一つの旗頭として当時の思想界をリードした。1936年から1965年までの30年間に発表された28編の論文と、ラカンが後で書き足し、本書の要所となる箇所に置かれた5つの小導入部分、そして2つの補遺から構成されている。