オニノツノガイ上科
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オニノツノガイ上科(Cerithioidea)[3]は、腹足類の分類によると、新生腹足類、吸腔類に属する巻貝の上科で、カニモリガイ超科とも呼ばれる[4]。
概要 オニノツノガイ上科, 分類 ...
オニノツノガイ上科 | ||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||
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左右非対称の体に右巻きの縦方向に塔型に伸びた殻を持つ種が多い[5]。歯舌は紐舌型[6]で藻類やデトリタスを食べる。生殖様式は藻類食で放精・放卵する古腹足類と肉食で交尾する新腹足類の中間的な様式で、雌の生殖輸管は溝状に開き、雄にはペニスが無く精子が入った精包を雌に渡す[7][8][9]。 白亜紀頃に、タマキビ科などを含むLittorinimorpha類やムカデガイ科 Vermetidaeと分化したと考えられる。第三紀以後の大陸の移動や海進海退[10]を経て、海岸や汽水域だけでなく淡水にも棲み、単性生殖や卵胎生の種もある[5]。また底生のほか浮遊性の科も含まれる[11]。