トンネル
地下を通る構造物 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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この項目では、道路や鉄道用などの土木構造物としてのトンネルについて説明しています。その他の用法については「トンネル (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
トンネル(英: tunnel [ˈtʌnl] ( 音声ファイル))または隧道(すいどう、ずいどう[1][注釈 1])は、地上から目的地まで地下や海底、山岳などの土中を通る人工の、または自然に形成された土木構造物であり、断面の高さあるいは幅に比べて軸方向に細長い地下空間をいう。1970年のOECDトンネル会議で「計画された位置に所定の断面寸法をもって設けられた地下構造物で、その施工法は問わないが、仕上がり断面積が2平方メートル (m2) 以上のものとする」と定義された[2][3]。
人工のものは道路、鉄道(線路)といった交通路(山岳トンネル、地下鉄など)や水道、電線等ライフラインの敷設(共同溝など)、鉱物の採掘、物資の貯留などを目的として建設される。
日本ではかつて中国語と同じく隧道と呼ばれていた[4]。常用漢字以外の文字(隧)が使われているために、第二次世界大戦後の漢字制限や用語の簡略化、外来語の流入などの時代の流れにより、今日では一般的には「トンネル」と呼ばれるようになったが、トンネルの正式名称に「隧道」と記されることも多い(青函隧道など)。
鉄道や道路のトンネルには「入口」「出口」が定められており、起点に近い方が「入口」となっている。