バーチャレーシング
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『バーチャレーシング』 (Virtua Racing) は、日本のセガから発売され1992年8月に稼働開始されたアーケード用レースゲーム。正式名称は『V.R. バーチャレーシング』。
『バーチャレーシング』ツインタイプ筐体 | |
ジャンル | レースゲーム |
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対応機種 |
アーケード (AC) 対応機種一覧
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開発元 | セガ第2AM研究開発部 |
発売元 | セガ |
ディレクター | 鈴木裕 |
プログラマー | 鈴木裕 |
音楽 | 光吉猛修 |
美術 | 名越稔洋 |
人数 | 1 - 2人(通信対戦可能) |
メディア |
業務用基板 (27.38メガバイト) |
稼働時期 |
1992081992年8月 1992101992年10月 1992111992年11月 |
対象年齢 |
ESRB:E(6歳以上) PEGI:12 ELSPA:3+ OFLC:G VRC:GA |
デバイス |
ステアリング アクセルペダル ブレーキペダル 6ボタン |
システム基板 | MODEL1 |
CPU | V60 (@ 16 MHz) |
サウンド |
MC68000 (@ 10 MHz) YM3438 (@ 8 MHz) MultiPCM (@ 8 MHz)×2 |
ディスプレイ |
ラスタースキャン 横モニター 496×384ピクセル 60.00Hz パレット8192色 |
売上本数 |
2028ポイント (1993年度ベストインカム第8位)[1] |
テンプレートを表示 |
フォーミュラ1をモチーフにしており、ポリゴンを主体としたグラフィック描画機能を搭載した新世代アーケード基板であるMODEL1で制作された。初級、中級、上級の3つのコースが用意されている。開発はセガ第2AM研究開発部が行い、ディレクターは『スペースハリアー』(1985年)や『アウトラン』(1986年)を手掛けた鈴木裕、音楽はメガドライブ用ソフト『レンタヒーロー』(1991年)を手掛けた光吉猛修が担当している。
1994年にメガドライブに移植された他、同年にはスーパー32X用ソフトとして『バーチャレーシング デラックス』のタイトルで発売、1995年にはセガサターン用ソフトとして『バーチャレーシング セガサターン』のタイトルで発売された。2004年にはアレンジ移植としてPlayStation 2用ソフト『セガエイジス2500シリーズ Vol.8 バーチャレーシング フラットアウト』が発売された他、2005年に北米および欧州のみで発売されたPlayStation 2用ソフト『Sega Classics Collection』に収録、さらに2019年にはグラフィック面などを強化したNintendo Switch用ソフト『SEGA AGES バーチャレーシング』が配信された。
アーケード版はゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第6回ゲーメスト大賞」(1992年度)にて、ベストアクション賞8位、ベスト演出賞10位、ベストグラフィック賞2位を獲得した。また、メガドライブ版はゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」にてゴールド殿堂入りを獲得した。