プランバナン寺院群
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プランバナン寺院群(プランバナンじいんぐん、英: Prambanan Temple Compounds)は、インドネシアのジャワ島中部にある9世紀のヒンドゥー教寺院のプランバナン寺院(チャンディ・プランバナン、ジャワ語: ꦕꦤ꧀ꦝꦶꦥꦿꦩ꧀ꦧꦤꦤ꧀, Candhi Prambanan、尼: Candi Prambanan)、別名ロロ・ジョングラン寺院(チャンディ・ロロ・ジョングラン、ジャワ語: ꦫꦫꦗꦺꦴꦁꦒꦿꦁ、尼: Candi Roro Jonggrang〈Candi Rara Jonggrang〉)を中心とした遺跡群である。地区名であるプランバナンは、ジョグジャカルタ特別州の州都ジョグジャカルタ市の東約17キロメートル (11mi) の[1]中部ジャワ州との境界に位置する[2][3]。
概要 プランバナン寺院群(インドネシア), 英名 ...
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英名 | Prambanan Temple Compounds | ||
仏名 | Ensemble de Prambanan | ||
登録区分 | 文化遺産 | ||
登録基準 | (1), (4) | ||
登録年 | 1991年 | ||
公式サイト | 世界遺産センター(英語) | ||
地図 | |||
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ヒンドゥー教寺院と仏教寺院からなるプランバナン寺院群は、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産(文化遺産)に登録されており[3]、これらの寺院遺跡はジャワ語およびインドネシア語でチャンディ(英語版)(ジャワ語: Candhi 、尼: Candi)として知られる。その中心となるプランバナン寺院はインドネシア最大のヒンドゥー教寺院である[2][4]。
プランバナン寺院は、創造神ブラフマー、維持神ヴィシュヌ、破壊神シヴァの三大神を三神一体とするトリムルティ(Trimurti〈トリムールティ、梵: Trimūrti〉[5])に捧げられ、ヒンドゥー教建築(英語版)における高いピラミッド状の尖塔と各祠堂による一大複合体のなかにそびえ立つ、高さ47メートル (154ft) の中央の祠堂建築により特徴づけられる[4][6]。