ヘシオドスとムーサ (ギュスターヴ・モロー)
ギュスターヴ・モローの絵画 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
『ヘシオドスとムーサ』(仏: Hésiode et la Muse, 英: Hesiod and the Muse)は、フランス象徴主義の画家ギュスターヴ・モローが晩年の1891年に制作した絵画である。『ヘシオドスとミューズ』とも表記される。油彩。主題は古代ギリシアの詩人ヘシオドスと彼に詩の霊感を授けたと歌われている芸術の女神ムーサたちから採られている。この主題はギュスターヴ・モローが最も多くのバージョンを制作したモチーフの1つで[1]、その中でも本作品は詩人となったヘシオドスとそれを教え導くムーサを色彩鮮やかに描いている。画家、美術評論家であり、美術アカデミーの書記であったアンリ・ドラボルド(英語版)伯爵のために制作された。現在はパリのオルセー美術館に所蔵されている[2][3]。