マルミアドワーズ
アーサー王の剣の一つ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
マルミアドワーズ(Marmiadoise)[注 a] [注 b][注 1]はアーサー王伝説に登場する剣。以下の作品に登場する。
- 13世紀古フランス語の散文『アーサー王の最初の武勲』(別名『流布本系メルラン物語続編』、流布本サイクル(ランスロ=聖杯サイクル)の一部)[1][2][3][4]
- 14世紀中英語の韻文『アーサーとマーリン(英語版)』[5][2][6]
- 15世紀中頃の中英語の韻文『マーリン』(ロベール・ド・ボロンによる13世紀初頭の古フランス語の韻文『メルラン(英語版)』(散文『メルラン』の一部)[7]を、ヘンリー・ラヴリッチ(英語版)が翻案したもの)[8]
- 15世紀中頃の中英語の散文『散文マーリン』(流布本サイクルの中英語訳)[9][10]
伝承中では、鍛冶神ウゥルカーヌスによってヘーラクレースのために鍛えられたものだと語られている[11][2][3]。リヨン王(英語版)のものであったが、後にリヨン王に勝ったアーサー王のものとなった[11][2][3][12]。アーサー王の剣として有名なエクスカリバーよりも優れていたとされ、そのため後にエクスカリバーはガウェインに貸し出されることになったとされる[2]。