ミリオドール
ウィキペディア フリーな encyclopedia
「ミリオンドール」とは異なります。 |
ミリオドール(Miriodor)は、ロック・イン・オポジションとして知られる音楽ジャンルに分類されるカナダの音楽グループである。このバンドは、ジャズ、プログレッシブ・ロック、室内楽を組み合わせて、ユニヴェル・ゼロやアール・ゾイなどの有名アーティストを連想させるパワフルなサウンドをつくり出している。ベース奏者のNicolas Masinoは、ミリオドールの音楽について次のような説明を思いついた。「明確にユーモラスな倍音を伴う、ロック指向のポスト・モダンな室内楽」。
ミリオドール Miriodor | |
---|---|
出身地 | カナダ ケベック・シティー |
ジャンル |
アヴァン・プログ ロック・イン・オポジション プログレッシブ・ロック |
活動期間 | 1980年代初頭 - |
レーベル | キュニフォーム |
公式サイト |
www |
カナダのケベック・シティーにおいて、ミリオドールは1980年代初頭に6人組バンドとして始まり、1984年にモントリオールへと活動拠点を移した[1]。1986年にインディーズでリリースされた彼らのファースト・アルバム『Rencontres』は、フルート、クラリネット、バイオリン、サックス、ベース、ギター、ピアノ、シンセサイザー、ドラムをフィーチャーし、とても深みのある完全なサウンドを実現した。これに続いて、1988年にセルフ・タイトルの『Miriodor』、1991年に『3rd Warning』、1996年に『Jongleries Élastiques』、2001年に『Mekano』といったアルバムを発表。それらにはミリオドールの最も彼ららしい作曲の一部がフィーチャーされている。成功と呼べるキャリアを重ねたことにより、1996年には「ProgScape」と「モントリオール国際ジャズフェスティバル」、2000年には「EdgeFest」で演奏し、グループは2002年とその1年後の前夜祭のために、名門プログレ・フェスティバル「NEARFest」に2度も招待された。ミリオドールは、2005年にポルトガルの「Gouveiaフェスティバル」でヘッドライナーを飾った。アルバム『Parade+ Live at NEARFest』(2005年)では、数曲でスウェーデンのミュージシャン、ラーシュ・ホルメルをフィーチャーした。アルバム『Avanti!』(2009年)は、バンドの特徴である複雑な相互作用を維持しながら、よりグルーブ指向なものとなった。