ローマン体
書体 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
ローマン体(ローマンたい、英: Roman type)とは、アルファベットのセリフ体書体の一群を指す[1]。セリフの項も参照のこと。
あるいは別義として、セリフの有無は問わず、立体活字、すなわち垂直に正立した書式のことを指す[2]。イタリック体の項も参照のこと。
歴史的には、古代ローマの碑文で用いられた書体を意識してデザインされた経緯を持つ活字体を指し、イタリック体、ブラックレター体などと区別された。
英語圏においては、古代ローマに起源を持つ書体群を指すときは大文字で Roman type と、近代以降の書式としての立体活字を指すときは小文字で roman type と呼び分けることが慣例的に行われる[3]。