三人吉三廓初買
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『三人吉三廓初買』(さんにんきちさ くるわの はつがい)は、安政七年 (1860) 正月、江戸市村座で初演された歌舞伎の演目。通称『三人吉三』。世話物、白浪物。二代目河竹新七(黙阿弥)作。全七幕十三場の長編[1]。3人の盗賊が百両の金と短刀とをめぐる因果応報で刺し違えて死ぬまでを描いた物語[2]。
概要 三人吉三廓初買, 脚本 ...
三人吉三廓初買 | |
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三代目歌川豊国 画 | |
脚本 | 二代目河竹新七(河竹黙阿弥)作 |
登場人物 | おとせ、お嬢吉三、お坊吉三、和尚吉三 ほか |
初演日 | 安政7年正月14日(1860年2月5日 (1860-02-05)) |
初演場所 | 市村座 |
オリジナル言語 | 日本語 |
ジャンル | 歌舞伎 |
舞台設定 | 江戸 |
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初演時はあまり評判にならず、30年ほど経って一部の筋を省略し『三人吉三巴白浪』(さんにんきちさ ともえの しらなみ)という外題で再演された[注釈 1]。再演時には大評判となり、以後歌舞伎の代表的な作品の一つとして、今日でもよく上演される人気作品となっている。