三島事件
1970年に日本の東京都新宿区で発生した陸上自衛隊総監拘束、割腹自殺事件 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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三島事件(みしまじけん)とは、1970年(昭和45年)11月25日に作家の三島由紀夫(本名・平岡公威)が、憲法改正のため自衛隊に決起(クーデター)を呼びかけた後に割腹自殺をした事件である。
概要 三島事件, 場所 ...
三島事件 | |
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バルコニーで演説する三島由紀夫 | |
場所 |
日本東京都新宿区市谷本村町1番地 陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地 |
座標 | |
日付 |
1970年(昭和45年)11月25日(水曜日) 午前10時58分頃 – 午後0時20分頃 (JST (UTC+9)) |
概要 | 三島由紀夫、森田必勝ほかで成る民兵組織「楯の会」のメンバー5名が市ヶ谷駐屯地内の東部方面総監部を訪問し、益田兼利総監を拘束。幕僚らを斬りつけた後、三島がバルコニーで自衛官に決起の檄を訴え、その後総監室で三島と森田が割腹自決に至ったクーデター未遂事件。 |
武器 | 日本刀、短刀、特殊警棒 |
死亡者 | 2人(三島由紀夫、森田必勝) |
負傷者 | 8人(幕僚、自衛官) |
被害者 | 東部方面総監、幕僚、自衛官 |
犯人 | 楯の会メンバー5人(三島由紀夫、森田必勝、小賀正義、小川正洋、古賀浩靖) |
対処 | 懲役4年の実刑判決(監禁致傷、暴力行為等処罰に関する法律違反、傷害、職務強要、嘱託殺人) |
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この事件は日本社会に大きな衝撃をもたらしただけではなく、日本国外でも速報ニュースとなり、国際的な名声を持つ作家が起こした異例の行動に一様に驚きを示した[1][2]。警視庁が2016年に実施した「警視庁創立140年特別展 みんなで選ぶ警視庁140年の十大事件」のアンケート投票において三島事件は第29位となった(警視庁職員だけの投票では第52位)[3]。
三島が隊長を務める「楯の会」のメンバーも事件に参加したことから、その団体の名前をとって楯の会事件(たてのかいじけん)とも呼ばれる[4][5]。
※なお、以下では三島自身の言葉や著作からの引用部を〈 〉で括ることとする(家族・知人ら他者の述懐、評者の論評、成句、年譜などからの引用部との区別のため)。