乱 (映画)
日本、フランスの映画作品 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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『乱』(らん)は、黒澤明監督による1985年に公開された日仏合作の歴史映画で、主演は仲代達矢。カラー、ビスタ、162分。
物語はシェイクスピアの悲劇『リア王』と毛利元就の「三子教訓状」を元にしており、架空の戦国武将・一文字秀虎の家督譲渡に端を発する3人の息子との確執、兄弟同士の骨肉の争いと破滅を描く。当時の日本映画で最大規模となる26億円の製作費を投じた大作で、構想から9年かけ完成された。
概要 乱, 監督 ...
乱 | |
---|---|
Ran | |
監督 | 黒澤明 |
脚本 |
黒澤明 小國英雄 井手雅人 |
製作 |
セルジュ・シルベルマン 原正人 |
製作総指揮 | 古川勝巳 |
出演者 |
仲代達矢 寺尾聰 根津甚八 隆大介 原田美枝子 井川比佐志 ピーター 植木等 |
音楽 | 武満徹 |
撮影 |
斎藤孝雄 上田正治 |
編集 | 黒澤明 |
製作会社 |
ヘラルド・エース グリニッチ・フィルム・プロダクション |
配給 |
東宝 / 日本ヘラルド映画 Acteurs auteurs associés オライオン・クラシックス |
公開 |
1985年6月1日 1985年9月18日 1985年12月20日 |
上映時間 | 162分 |
製作国 |
日本 フランス |
言語 | 日本語 |
製作費 | $11,500,000(概算) |
配給収入 |
16億7000万円[1] (1985年邦画配給収入3位) |
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黒澤の最高傑作の一つとして国内外で高く評価されている。第58回アカデミー賞では監督賞を含む4部門にノミネートされ、ワダ・エミが衣裳デザイン賞を受賞した[2]。第39回英国アカデミー賞では6部門にノミネートされ、外国語作品賞とメイクアップ賞を受賞した。ほか第20回全米映画批評家協会賞で作品賞と撮影賞、第51回ニューヨーク映画批評家協会賞で外国語映画賞、第11回ロサンゼルス映画批評家協会賞で外国語映画賞と音楽賞、第28回ブルーリボン賞で作品賞と監督賞を受賞した。