人生劇場
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『人生劇場』(じんせいげきじょう)は、尾崎士郎の自伝的大河小説。愛知県幡豆郡横須賀村(現・西尾市吉良町)から上京し、早稲田大学に入学した青成瓢吉の青春とその後を描いた長編シリーズ。
概要 人生劇場, 著者 ...
人生劇場 | ||
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『人生劇場 青春篇』(竹村書房、1935年3月25日)の扉絵 | ||
著者 | 尾崎士郎 | |
イラスト | 中川一政 | |
装幀 | 中川一政 | |
発行日 | 1935年 - 1960年 | |
発行元 |
竹村書房 新潮社 | |
ジャンル | 大河小説 | |
国 | 日本 | |
形態 | 上製本 | |
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1933年(昭和8年)に都新聞に「青春篇」が連載され[1]、1935年3月に竹村書房から最初の単行本が刊行。川端康成が絶賛するベストセラーとなった[2]。1959年(昭和34年)までに「愛慾篇」「残侠篇」「風雲篇」「離愁篇」「夢幻篇」「望郷篇」「蕩子篇」が発表され、1960年(昭和35年)5月に「蕩子篇」が新潮社から刊行された。同年から1962年(昭和37年)にかけて集英社で「新人生劇場 星河篇」「狂瀾編」が出版された。作品は自伝要素を混じえ創作されたが、「残侠篇」は完全な創作である。その後、尾崎の生前に「望郷篇」までが新潮文庫で全11巻で出版されていた。2008年(平成20年)に角川文庫で「青春篇」のみ、弘兼憲史のイラストによる表紙で新版が刊行。なお角川でも約半数が文庫化され、映画公開に合わせ新版を再刊していた。「青春篇」のクライマックスになる早稲田大学の大隈総長夫人の銅像騒動については、都築久義の「早稲田の青春 「人生劇場の舞台」と題する論考が詳しい[3][4]。