印章
木や竹などの素材に文字や記章を彫り、押した痕跡を個人・団体・官職の印とするもの / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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印章(いんしょう、英語: seal)は、木・竹、石、角や象牙、金属、合成樹脂などを素材として、その一面に文字やシンボルを彫刻したもの。個人・官職・団体の印として公私の文書(公文書や私信など)に押して特有の痕跡(印影・印痕)を残すことにより、その責任や権威を証明する事に用いる。
印(いん)[1]、判(はん)[2]、印判(いんばん)[3][1][2]、印形(いんぎょう)[4]、印顆(いんか)[4][注釈 1]、印信(いんしん)、ハンコ(判子[注釈 2])[1][2]、スタンプなどともいう。
しばしば世間一般では、正式には印章と呼ばれるもののことをハンコ、印鑑(いんかん)と呼んでいるが[2]、厳密には印章あるいはハンコと同じ意味で「印鑑」という語を用いるのは正確ではない[2]。古くは、印影と印章の所有者(押印した者)を一致させるために、印章を登録させた。この印影の登録簿を指して「印鑑」と呼んだ。転じて、日本では印鑑登録に用いた印章(実印)を特に印鑑と呼ぶこともあり[7]、更には銀行印などの登録印や、印章全般もそのように呼ぶ場合もある[8]。