数 (文法)
文法範疇のひとつ。文法上の数 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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言語学における数(すう)とは、語を語形変化させる文法範疇の一つ。数の区別のある多くの言語では単数と複数の2種類があり、指示対象の数量が1であるものを単数、それを超えるものを複数と呼ぶ。
言語によっては、単数・複数以外に、2をあらわすのに特別な形式をもつものがあり、双数(あるいは両数)と呼ばれる。双数は主に、目・耳・腕・足など、1対になっているものや代名詞に用いる。双数を有する言語の例として、アラビア語、スロベニア語、ソルブ語、ハワイ語などが挙げられる。
少数の言語では3つのものを表す三数がある(たとえばバヌアツのアネイチュム語)[1]。
抽象名詞や物質を表す名詞の多くは不可算名詞であり、原則として単数として扱われる。逆に集合名詞(英語版)(英語 people「人々」、cattle「牛」など)は常に複数として扱われる。英語clothes「衣服」、series「系列」、species「種」のような複数専用名詞も存在する。
0(ゼロ、零)については、英語やスペイン語などでは複数形を用い、それぞれ 0 hours, 0 horas(0時間)のように言う。英語noneについては可算名詞では単数と複数の両方の場合がある[2]。また、アイスランド語やリトアニア語などのように20以降では1の位を数の目安とするため、21、31などの場合は意味に関わらず名詞は単数形で用いる言語も存在する(アイスランド語:1/21 maður(1人/21人の男)、2/22 menn(2人/22人の男)など)。
単数形と複数形で意味が異なることもある。英語のmannerは「方法」という意味だが、「マナー」の意味では複数形が使われる。フランス語のciseauは「のみ」を意味するが、複数のciseauxは「はさみ」である。
ひとつの単数形に複数の複数形が対応することがある。英語brotherに対するbrothers(兄弟たち)とbrethren(同業者仲間)など。