昭南 (海防艦)
ウィキペディア フリーな encyclopedia
昭南(しょうなん/せうなん)は、日本海軍の海防艦[3]。普遍的には日振型海防艦の3番艦とされている[4]。本艦を鵜来型海防艦に含める文献も存在するが[5]、法令上は御蔵型海防艦の11番艦。1944年(昭和19年)7月に竣工し、8月から第一海上護衛隊に所属してヒ船団などの船団護衛任務に従事した[4]。ヒ71船団や[6]、ヒ81船団[7]の護衛にも加わっている。南号作戦に従事中の1945年(昭和20年)2月25日、アメリカ潜水艦ホーの魚雷攻撃により沈没した[注釈 4]。艦名は、当時日本が占領中であった昭南島(シンガポール島)にちなむ。
概要 昭南, 基本情報 ...
昭南 | |
---|---|
基本情報 | |
建造所 | 日立造船桜島造船所 |
運用者 | 大日本帝国海軍 |
艦種 | 海防艦 |
級名 |
占守型海防艦(1944年5月) 御蔵型海防艦(1944年6月) |
建造費 | 5,112,000円(予算成立時の価格)[注釈 1] |
艦歴 | |
計画 | マル急計画 |
起工 | 1944年2月23日[1][2] |
進水 | 1944年5月19日[1][2] |
竣工 | 1944年7月13日 |
最期 | 1945年2月25日被雷沈没 |
除籍 | 1945年4月10日 |
要目(竣工時) | |
基準排水量 | 940トン |
全長 | 78.77m |
最大幅 | 9.10m |
吃水 | 3.06m |
主機 | 艦本式22号10型ディーゼル2基 |
推進 | 2軸 |
出力 | 4,200hp |
速力 | 19.5ノット |
燃料 | 重油 120トン |
航続距離 | 16ノットで5,000カイリ |
乗員 | 定員149名[注釈 2] |
兵装 |
45口径12cm高角砲 連装1基、単装1基 25mm機銃 3連装5基[注釈 3] 九四式爆雷投射機2基 爆雷120個 単艦式大掃海具1組 |
搭載艇 | 短艇3隻 |
レーダー | 22号電探1基 |
ソナー |
九三式水中聴音機1基 九三式水中探信儀1基 |
テンプレートを表示 |
閉じる