正教徒
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この項目では、正教会の信徒を指す「正教徒」(せいきょうと)の語義について説明しています。正教徒個々人の記事については「Category:正教徒」を、英国国教会の改革に動いた清教徒(せいきょうと)とも呼ばれるグループについては「ピューリタン」をご覧ください。 |
正教徒(せいきょうと)とは、キリスト教の教派のひとつである正教の信者を意味する用語。正教信徒(せいきょうしんと)とも。日本ハリストス正教会でも頻繁に用いられる。一般には7つの全地公会議を認める諸教会(Eastern Orthodox)の信徒を指し、非カルケドン派(Oriental Orthodox)に所属する教会の信徒にはあまり用いられない。
グルジア正教会、ブルガリア正教会、セルビア正教会、ロシア正教会、ギリシャ正教会、ルーマニア正教会、日本正教会等、そのいずれもが正教会なのであり、同じ信仰を有している[1]。
教義・教理は全く同じであり、機密(秘蹟)はいずれの教会のものも相互に有効であるとされ、いずれの教会に属する信徒も「正教徒」と呼ばれ、教会間の相互領聖は完全に行われており、フル・コミュニオンの関係にある。
正教会の教義や、全正教会に共通する特徴については「正教会」を参照