海老名の大ケヤキ
神奈川県海老名市に生育するケヤキの巨木 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
海老名の大ケヤキ(えびなのおおケヤキ)は、神奈川県海老名市に生育するケヤキの巨木である[1]。かつて相模湾が深く内陸まで入り込んで海老名の近辺まで入海になっていた時期、漁師が船をつなぐために打ち込んだケヤキの杭が根づいて大木に成長したものと伝えられ、「逆さケヤキ」という異名がある[2]。この木は古来から近在の人々に名木として親しまれていた[1][2]。しかし、再三の落雷などがもとで木の上半分が地上に落下し、樹高が半分ほどになるなどの被害を受けた[2]。その後は樹勢回復の措置と努力が続けられている[1][2]。この木は1954年(昭和29年)3月30日に神奈川県の指定天然記念物となった[1][2]。