発光ダイオード
発光する半導体素子の一種 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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発光ダイオード(はっこうダイオード、英語: light-emitting diode: LED)とは、ダイオードの1種で、順方向に電圧を加えた際に発光する半導体素子である。発光原理にはエレクトロルミネセンス (EL) 効果を利用している。また、有機エレクトロルミネッセンス(OLEDs[注 1]、有機EL)も分類上は、LEDに含まれる。
概要 種類, 動作原理 ...
青, 緑, 赤の LED | |
種類 | 能動素子, 光エレクトロニクス |
---|---|
動作原理 | エレクトロルミネセンス |
発明 |
オレク・ロシェフ (1927)[1] James R. Biard(英語版) (1961)[2] ニック・ホロニアック (1962)[3] |
商品化 | 1962年10月 |
ピン配置 | アノード と カソード |
電気用図記号 | |
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1962年にニック・ホロニアックによって発明された[4]。発明当時は、赤外線LEDと赤色LEDのみだった[5]。1972年にジョージ・クラフォード(英語版)によって黄緑色LEDが発明された。1986年には、赤﨑勇と天野浩により、青色LEDの発光結晶の窒化ガリウムが世界で初めて制作され、続いて1989年には青色LEDが発明された。この発明を利用し、豊田合成と日亜化学工業の2社が青色LEDの工業化を目指した[6]。1993年には、NTT物性科学基礎研究所の松岡隆志によって開発された発光物質の窒化インジウムガリウムを使用した実用的な高輝度青LEDが日亜化学工業により製品化された。この発明によって中村修二が2014年に赤﨑勇、天野浩とともにノーベル物理学賞を受賞した。