眠れる美女
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この項目では、川端康成の中編小説について説明しています。その他の用法については「眠れる美女 (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
『眠れる美女』(ねむれるびじょ)は、川端康成の中編小説。全5章から成る。「魔界」のテーマに連なる川端の後期を代表する前衛的な趣の作品で、デカダンス文学の名作と称されている[1][2][3]。すでに男でなくなった有閑老人限定の「秘密くらぶ」の会員となった老人が、海辺の宿の一室で、意識がなく眠らされた裸形の若い娘の傍らで一夜を過ごす物語。老いを自覚した男が、逸楽の館での「眠れる美女」のみずみずしい肉体を仔細に観察しながら、過去の恋人や自分の娘、死んだ母の断想や様々な妄念、夢想を去来させるエロティシズムとデカダンスが描かれている。第16回(1962年度)毎日出版文化賞を受賞した[4]。
概要 眠れる美女, 訳題 ...
眠れる美女 | |
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訳題 | House of the Sleeping Beauties |
作者 | 川端康成 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 中編小説 |
発表形態 | 雑誌連載 |
初出情報 | |
初出 |
『新潮』1960年1月号(第57巻第1号)-6月号 1961年1月号-11月号(第58巻第11号)全17回 |
刊本情報 | |
出版元 | 新潮社 |
出版年月日 | 1961年11月30日 |
総ページ数 | 150 |
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